不定愁訴 体調 崩しの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
この方は10年ぐらい前に突然、不安とめまいが起こり、気分が落ち込み仕事が思うように出来ず病院を受診。病院で薬を処方してもらっていたが、なかなか体に合わず気分がすぐれない日が続き来店された。
症状を尋ねると様々な訴えがあった。全ての症状を同時には無理な為、一番困る症状より開始するように説明した。
いつも風邪をひきやすく、お腹が悪くなる事が多く困っていた。これは漢方で考えると「気」の不足(体を温めたり、体を防御する作用が弱い)があると思い、胃腸を強化しながら体の「気」を増やす漢方薬を少量ずつ開始してもらう事にした。また、頻繁に風邪をひく為、併用可能な漢方薬の風邪薬も常備してもらった。
30代 男性 会社員
もともと下痢や軟便になる事が多く胃腸薬のみでは思うように症状の改善が無い為、小便や大便をコントロールする「腎」を強化しながらお腹を温める漢方薬を追加したところ、便の不調が改善し、お腹の調子が良くなってきた為か午後まで元気が続く様になってきた。
「腎」の強化には時間が掛かる為、暫くその漢方を継続してもらった。体力がついて自信がついたのか仕事にも復帰した。
「気」の働きには活動力を高め・体を温め・体の防御作用などがありますが、低下すると様々な症状が起るようです。また「気」は胃腸より作られている為、消化器系などが弱ると様々な症状を起こすと再認識しました。
TEL:097-536-2722
住所:大分県大分市西春日町4-1